うさぎの歯は一生伸び続ける常生歯です。正常な咬み合わせと適切な摩耗がなければ、歯が伸びすぎて口内や舌を傷つける「不正咬合」が起こることがあります。
うさぎの歯科疾患の実態
英国の大規模な獣医記録研究では、約16万羽のうさぎのうち15%以上に歯科疾患の記録があることが示されています。特に垂れ耳種・短頭種(丸顔の品種)でリスクが高い傾向があるとされています。
不正咬合のサイン
以下のサインが見られた場合は早めに獣医師に相談することをお勧めします。
- 食欲が急に落ちた、牧草を食べなくなった
- 口をくちゃくちゃさせる
- 片方の目から涙が出る(鼻涙管が歯根の圧迫を受けている可能性)
- 顎や頬に腫れがある
- よだれが多い
予防のために日常でできること
牧草を十分に食べさせることが最も基本的な予防策とされています。硬い繊維質の牧草を噛む動作が歯の摩耗を助けます。
そのほか、以下が一般的に推奨されています。
- ペレットを適量に抑え、主食は牧草にする
- 定期的に口元を観察し、よだれ・食べ残しがないか確認する
- 年に1〜2回、獣医師による口腔チェックを受ける
品種別のリスク
垂れ耳種(ホーランドロップ・フレンチロップなど)や短頭種は、骨格の関係で歯が歪んで生えやすいとされています。これらの品種では特に注意深い観察が推奨されます。
> 注意: このコンテンツは一般的な情報をまとめたものであり、獣医師の監修を受けていません。歯科疾患が疑われる場合は必ず獣医師の診察を受けてください。